ZIGOは、アントグループの上海本社キャンパス向けに屋外サインを一式設置しました。キャンパス入口には大型の立体サイン、また同グループが運営するホテル「フィラハウス」にはモニュメントサインをそれぞれ設置しています。
入口サインは本プロジェクトの核となる要素です。アントのロゴは流れるような曲線で構成されており、それを大型の彫刻として実現する際の最大の課題は、その曲率の再現にあります。組み立てられた全体が一つの滑らかな弧として見えるよう、各セクションが設計図通りのカーブを正確に再現しなければなりません。本体は鋼製フレームで構成され、工場でセクション単位に予め製作・加工された部材を現場で接合し、埋込基礎で固定しています。また、当地の風荷重に対応するため、構造計算も実施済みです。赤色の仕上げにはフッ素樹脂塗装を採用しており、長年にわたり日光や雨風にさらされても劣化しにくい耐久性を備えています。下方の「ANTA」文字は、ブラシ仕上げのステンレス鋼製立体文字で、昼間は金属質の質感を、夜間は照明による発光効果をそれぞれ活かしています。

フィラハウスのモニュメントサインは、異なるアプローチを採用しています。シャンパンゴールドのステンレス鋼製ボックスで、角が丸みを帯び、正面にはゴールドのロゴと中国語の文字が配置されています。また、台座部分には情報パネル用のスペースが確保されています。このサインは、ホテルのエントランス付近、植栽の中に設置されています。重要な工程は色の統一性です。大面積のシャンパンゴールド表面では、わずかな色ムラでも遠目から明らかになってしまいます。そこで、封印したサンプルを基準に塗装のロット管理を行い、組立前の最終確認としてパネルを並べて色合いをチェックしました。

この2つのサインは、屋外サイン制作の2つの側面を表しています。1つは構造・成形能力を試すもの、もう1つは表面仕上げやディテールの精度を試すものです。キャンパス内のサインは、通常、両方の要求を満たす必要があります。
本プロジェクトでは、デザイン開発から製造、現場設置までを一貫したプロセスとして実施し、ANTAとホテル側のチームがスムーズに連携しました。キャンパス、ホテル、商業施設などの signage(サイン)に関するご要望がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。企画内容の相談や、ご提供いただいた図面のレビューも、直接対応いたします。ZIGOは約30年にわたり、デザイン開発から設置までを含むサイン製造に特化してまいりました。
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